CCMT2024 中国CNC工作機械展覧会取材レポート
中国CNC工作機械展覧会が(CCMT:China CNC Machine Tool Fair)、4月8日~12日に上海新国際博覧センター(SNIEC)で開催された。本展は、中国機械工具工業協会の主催で、2000年より上海にて開催され、工作機械をはじめ、産業用ロボット、周辺機器、検査装置、各種生産システムなどが展示される国際的な見本市。COVID-19の影響で、第11回と第12回の開催は中止とされ、今回は6年ぶり第13回目の開催となる。
出展社は1877社、出展国は28ケ国・地域、来場者総数は124,695人となった。
展示テーマとして「データ・ネットワーク・AI」を掲げ、各社最新機種が展示された。工作機械、工具、自動化技術、ロボット、デジタル製造技術など、機械工業全般に関連するさまざまな分野の展示を一堂に集め、特に注目を集めたのは、次世代のCNC(Computer Numerical Control)技術やAI(人工知能)を活用した自動化システム、および工場のデジタル化に関する展示。これらの展示は、製造業界の生産性向上と競争力強化に向けた重要な取り組みを示すものとなった。
期間中には、優秀会員技術賞、NC-LINK(数値制御機械のインターネット通信プロトコル標準)会員大会、重点領域国産数値制御機械の応用に関する座談会などのイベントも行われた。
世界中から数多くの製造業者、技術者、研究者が参加し、業界の最新動向の交流が行われ、また、ビジネスマッチングや新しい取引先の発見にも利用された。
同じく、中国機械工具工業協会の主催で第十九回中国国際機械展覧会(CIMT: China International Machine Tool Show 2025)は2025年4月21日~26日に北京で開催される。